自然,ふれあい

自然に包まれて旅をすること

20代の頃、南国の海が好きで沖縄の離島によく旅に行きました。貧乏旅のため、宿ではなくテント泊をしていました。テントを張る時は、まず周りの環境をよく確認します。日当たりはどうか。5月というと、沖縄では日が少しでも当たると暑くて寝ていられません。東から出て南よりに西へ下りていく太陽光を避けるには、北向きに開けている所がベストです。次に、風向きはどうか。直接風が入るよりちょっと角度をつけた方が、テントの入り口から砂埃やゴミが入ってくるのを防ぐことができます。そして、周りの木や草がテントに触れない場所を選びます。とにかく虫が多い沖縄。木や草からテントに這い伝ってくることがあるのです。同じ理由で、夜になると虫が集まる街灯の下もさけます。

 

公園でのこと

テントを設置し終えると、簡単に周囲を片付けます。私は良く公園などでテント泊をしましたが、やはり人が来る場所なので、何かしらゴミが散らかっています。それをまとめ、これまたよく落ちているコンビニの袋などに仕分けしていれ、置いておきます。生ゴミがあると野良犬が寄ってきたりして怖い思いをすることになりますし、地元の人に私が散らかしたと思われるのも嫌だからです。これは私から出るゴミ(ほとんど出ませんが)も合わせて、帰りまでに街へ出たときや飛行場でゴミ箱に捨てていきます。

 

海でのこと

それから海へ行きます。食べられる貝や海藻は浅いところで結構簡単に拾うことができます。一人分なので手に乗るくらいの量でOKです。そんなふうに食べ物を探しながら、スノーケリングも楽しみます。収穫は、持ってきた簡易のカセットコンロと小さな鍋で煮ます。米も持ってきているし、海辺には食べられる野草などもあるので、手でちぎって振りかけたりして、あしらいも上等にできます。味付けは、海水か持参した小さなしょうゆとマヨネーズで何とかなります。これまで海で食べ物に困ったことはありません。

 

自然に包まれる

私の旅はこういう調子で、自然とのふれあい、というより自然に包まれた状態でした。自然の恵みを受けながら、自然の顔色をうかがいながら、小さな存在の自分が心地よく過ごすにはどうしたらよいのか、いつも真剣に考えていたことを思い出します。40代で家族が出来た今、なかなかこんな旅はできませんが、娘が大きくなったら彼女にも少しずつ、自然の中で楽しく生きる方法を教えてあげたいと思っています。